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ひでの創作集
掌編を中心に書いています。
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見解
    大金持ちの御曹司、不細工守と結婚することになった金仁弱子は、最後の思い出にと恋人の世賀高行を伴って旅に出た。
最後の夜は満月であった。
「あなたがお金持ちの家の息子であったなら、何も私はあんなブ男のところに嫁がなくてよかったのに。天は人に二物を与えずというけど本当だわね」
ホテルの窓から美しい月に見とれながら、今夜限りの恋人に向かって彼女は溜め息をつくように言った。
それを見て世賀高行は言い返した。
「成り行きはそれでいいとして、貧乏な俺は、この器量だけでは、その男の金の力に絶対勝てないというわけかい?」
「だってあなたと一緒になれば、生まれてくる男の子は私のようなすてきな女と逆立ちしたって一緒になれないことになるわ。女にとってはまず何よりも生活力なのよ」
女の自信たっぷりな言葉に対し、男も自信たっぷりに胸の奥で呟いていた。
「ふん、この女がほんとにすてきかどうかは知らないが、最初にそういう女を抱くのは、確実こっちが先になるってことじゃないか。つまりはこれでいいんだ。男は結婚なんてものより、その女の最初になることに精力の大半を注ぐものだからな」

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